SAGULee C.5
造形作家|アーリー
かつて、レジンという素材の可能性に惹かれ、
色を“着色する表現”として作品を制作していました。
着色液によって色をつくりながら、思い描く色合いがなかなか形にならず
小さな違和感を抱え続けていました。
同じ技法や素材の作品も多く、
「自分は、何で色を表現したいのだろう」
その問いに向き合っていた時期があります。
そんなある日、
使われずに残っていた飾り糸の存在を思い出し、試しにレジンの中に入れてみました。
その瞬間、
「この光沢は何だろう」と、思わず手が止まりました。
着色液では出せない、光を含んだ奥行きのある色。
見る角度や光の入り方で表情を変える、静かで美しい輝き。
今の制作の原点です。
繊維は、同じ素材を使っても
二度と同じ表情にはなりません。
偶然生まれる色の重なりや揺らぎを、
ひとつひとつ丁寧にかたちにしています。
現在は糸に限らず、
さまざまな繊維素材やすき紙なども取り入れ、
素材そのものが持つ光沢や反射、やわらかな質感を
「色合い」として表現する制作を行っています。
着色ではなく、
素材の使い方によって生まれる色。
それが、「繊維アクセサリー」の始まりです。
Name Story
SAGULee C.5
SAGULee(サグリー)は、
日本語の「探る」という感覚から生まれた造語です。
それは、はっきりと形になる前のもの、
まだ名前のつかない光や気配を、そっと感じ取ろうとする行為。
C.5 は「五感」を意味し
視覚だけでなく、触れたときの質感や、
空気の静けさまでも含めて
自然から生まれる気配を探ることを意味しています。
SAGULee C.5 は、
素材に宿る自然の気配を、五感でかたちにするブランドです。